19年世界選手権代表の豊田将樹(23=富士通)が、逆転で初優勝した。

2番手で最後のコーナーを曲がって加速。トップを走る同じ富士通の先輩、岸本を抜き去って、49秒75を出して1位でフィニッシュした。

「今季は自己ベスト(48秒87)を出していたけど、タイトルがなかった。この試合は狙っていたので勝ててよかった。前を走っていた先輩の岸本さんに追いつけるような走りを目指していました」と話した。

19年世界選手権では準決勝に進出。しかし東京五輪の代表選考を兼ねた今年6月の日本選手権は49秒89で5位に終わった。「東京五輪にぎりぎりで逃して、出られなかったので、来年のユージーン(世界選手権)に出られるように頑張りたい」と意気込んでいた。