エースランナーが集う4区(22・4キロ)は三菱重工が1位通過した。

2018年ジャカルタ・アジア大会の男子マラソン金メダリストの井上大仁が、トップでたすきをつないだ。創部40年目での初優勝に向け期待が高まる好走を見せた。2位は39秒差で黒崎播磨、3位はSUBARUが続いた。

4区の区間記録を持っている井上は、最初の5キロを13分53秒で通過。10キロ、中継点も緩めることなく独走したが、終盤の19キロ手前では苦しそうな表情を浮かべた。それでも、歯を食いしばり力強い走りで進んでいき、吹き荒れる向かい風と高低差のある上り道を乗り越えた。2位以下に39秒以上の差をつけ、最後は笑顔でたすきを渡した。

区間賞は1時間3分43秒で走った細谷恭平(黒崎播磨)が獲得。井上が従来持っていた区間記録を更新する好走を見せて、チームを2位に押し上げた。