日本陸連は26日、世界選手権(7月、米オレゴン州)に出場する競歩の日本代表選手を発表した。

代表選手は以下の通り。

◆男子

20キロ 山西利和(愛知製鋼)

20キロ 高橋英輝(富士通)

20キロ 池田向希(旭化成)

20キロ 住所大翔(順大)

35キロ 鈴木雄介(富士通)

35キロ 川野将虎(旭化成)

35キロ 松永大介(富士通)

35キロ 野田明宏(自衛隊)

 

◆女子

20キロ 藤井菜々子(エディオン)

20キロ 岡田久美子(富士通)

35キロ 園田世玲奈(NTN)

 

男子では20キロで東京オリンピック(五輪)銀メダリストの池田や、同種目銅の山西が選出された。

50キロがなくなり、新種目となる35キロでは、19年世界選手権50キロの金メダリストで、20キロの世界記録を持つ鈴木が、前回優勝者枠(ワイルドカード)で選出された。東京五輪はコンディション不良で出場を辞退。20年3月の全日本能美大会を最後に、実戦から遠ざかっている。

鈴木の現在の状況について、オンライン会見に出席した強化委員会で競歩のシニアディレクターを務める今村文男氏(55)は「自分自身の目標を達成するために常に努力している」と説明した。

20キロ、35キロでともに内定していた松永は、35キロで選出された。選考理由について今村氏は「新しい種目である35キロ競歩にチャレンジして、来年以降の20キロの自己記録や、日本の20キロの最高記録を目指していきたいという思いから35キロに選んだ」と話した。