男子100メートルで自己ベスト9秒98の小池祐貴(住友電工)は、10秒19(追い風風1・1メートル)で4位だった。前日の準決勝では10秒13(追い風0・5メートル)のタイムで、サニブラウンに続く全体2位で決勝に進出したが、結果を残せなかった。

レースを振り返った小池は「感触的にはもう少し力を込める感じだったけど、思ったより伝わらなかった」と肩を落とした。

小池は今季、5月のセイコー・ゴールデングランプリ(GGP)で日本人トップの10秒22(追い風0・1メートル)を記録して2位。19年世界選手権ドーハ大会金メダリストのクリスチャン・コールマン(米国)と争った。

今大会は200メートルにも出場する。「頑張ります」と11日の予選に向けて意気込んだ。

◆世界選手権の内定条件 男子100メートルは参加標準記録(10秒05)を突破した上で、今回の日本選手権で3位以内に入れば代表に内定する。大会前の時点で標準記録を突破している選手はいなかったが、準決勝でサニブラウン・ハキーム(タンブルウィードTC)が10秒04を記録した。