陸上の世界選手権(15日開幕、米オレゴン州)で男子200メートルに出場する小池祐貴(住友電工)が6日、都内で会見に臨み、決勝進出に意欲を示した。「(100メートルより)200メートルの方が、言い方は良くないけどワンチャン(ワンチャンス)ある種目という共通認識がある。一番内側と外側では有利不利ある。勢いに乗ればガッといけるのが200メートル。スタートラインに立ってしまえば誰にでもファイナル(決勝進出)の可能性はあると思っている」と話した。

昨夏の東京五輪代表で、6月の日本選手権では100メートル4位、200メートル2位だった。200メートルは参加標準記録こそ突破できなかったものの、世界ランクで代表入り。400メートルリレーにも選ばれた。

400メートルリレーでは最年長としてチームを引っ張る。6人中4人が初出場だが、今月1日から3日間行われた合宿では「陸連の解析スタッフの方も予想以上にいい数字だったと。俺らいけるんじゃないか、となった合宿だったと思う」と手応えをつかんだ。

女子400メートルリレー代表の御家瀬緑(住友電工)は「世界の個人個人との差が大きいが、そこで恐れないで、萎縮しないで堂々と走りたい」と意気込んだ。