3大会連続のメダル獲得を目指す男子400メートルリレーで第3走者に上山紘輝(23=住友電工)、第4走者に柳田大輝(18=東洋大)を起用する方向であることが、20日までに関係者の話で分かった。第1走者、第2走者はそれぞれ予定通り、100メートル代表でスタートが得意な坂井隆一郎(24=大阪ガス)、エースのサニブラウン・ハキーム(23=タンブルウィードTC)が務める。

19日には小池祐貴(27=住友電工)の新型コロナウイルス感染が判明して離脱した。日本選手権100メートル上位3人と、同200メートル覇者で好調の上山となった。上山は近大時代から第3走者をメインに走っており、最年少の柳田は昨夏の東京五輪では補欠として同行していた。フレッシュな“リレー侍”で戦う。

バトンワークを武器に日本の“お家芸”とも呼ばれる同種目は、17年ロンドン、19年ドーハ大会でともに銅メダルを獲得している。大会8日目の23日(日本時間24日)に予選が実施。東京五輪では第1走者の多田修平から第2走者の山縣亮太へとバトンがつながらず、途中棄権に終わった。その悔しさをオレゴンの地で晴らす。