全国高校駅伝(12月25日、京都)の予選を兼ねた全道高校駅伝が9日、網走スポーツ・トレーニングフィールド特設駅伝コースで行われる。女子は2年連続準優勝の札幌創成が初の頂点を狙う。夏合宿ではメンバー全員で自炊生活を行うなど一体感を高めた。エース坂本奈穂(3年)を中心に、6連覇中の強豪・旭川龍谷に挑む。
札幌創成が満を持してレースに挑む。昨年まで2年連続の2位。打倒旭川龍谷で練習を積んできた。3年連続での1区起用が有力視されるエース坂本は「高校3年間やってきて最後の駅伝なので、思い切り悔いのないように走りたい」と気持ちを高めている。
チームは16年から2年連続4位、18年から2年連続3位。昨年は1区坂本が区間3位、後ろの選手たちもそろって区間2位の走りをみせた。年々力をつけ上位に進出してきたが、強い旭川龍谷の高い壁が立ちはだかる。一昨年4分33秒差、昨年は5分57秒差と6分近くの大差をつけられ敗れている。少しでも差を縮めるため朝練習から量と質を意識してきた。走る距離を7キロから8キロへ伸ばし、1キロを走るタイムは4分20~30秒ほどに設定と、これまでより10~20秒程度速めた。
夏合宿では結束力を高めた。8月、新ひだかを拠点にチーム全員で自炊生活を行った。朝昼晩の3食、選手たちが献立を考え食事をつくった。朝5時に起床。練習の合間にはスーパーで食料の買い出しをした。練習を終えると温泉でリフレッシュ。宿舎へ戻り夕食の支度をする生活を送った。当初は野菜の量が少ないなどバランスも偏っていたが、茂野淳一監督(47)は「段々工夫するようになっていって、毎日成長していくのが見えました」と目を細める。合宿後も選手たちはそれぞれ、自宅で料理をすることが習慣になった。
今年で出場19回目。初出場した04年は13位だった。部員不足だった頃は、長距離を走れる一般生徒を起用したこともある。下級生にも自覚と責任を持ってほしいと茂野監督に推薦された2年生主将の森口まなかも気合は十分。昨年はアンカー5区を経験。「積極的に走ってタイムを出すことを考えて頑張りたい」。全員で力を合わせ、強敵に食らい付く。【山崎純一】
■7連覇狙う旭川龍谷
旭川龍谷は7連覇を狙う。1年生から2年連続で都大路を走り、今年の高校総体道予選1500メートル・3000メートルで2冠に輝いたエース石川苺(3年)を中心に強さは健在だ。阿部文仁監督(46)はチームの仕上がりに「順調に来ていると思います。ここ数年でも力があると思うので、全国を見据えてしっかり頑張りたい」と話した。

