学生3大駅伝の第2戦、全日本大学駅伝は6日に熱田神宮西門前~伊勢神宮内宮宇治橋前(8区間106・8キロ)で日本一が争われる。

有力5校の指揮官が登壇した5日の会見では、今大会は不参加の帝京大の中野孝行監督が取材者として質問。「何区、何枚まで変えますか?」と、当日変更の作戦を直撃する一幕が。各指揮官はまわりの様子をうかがいながら、心理戦を繰り広げた。

まず、マイクを握ったのは3連覇を狙う駒大の大八木弘明監督。「そうですね、区間はちょっと楽しみにしてもらいたい」とけん制しながらも、「3枚変える予定です」と明言。これを受けた昨年2位の青学大の原晋監督は「3枚代える……それは駒沢、優勝ですよ…」と持ち上げながらも「私どもは2枚代えます」と切り返した。

前年3位の順大の長門俊介監督は「区間は言えませんが、経験者である、平(駿介=4年)、石井(一希=3年)、海老澤(憲伸=2年)は代えます」、前年4位の前田康弘監督は「2枚ですね。中西(大翔=4年)は代えます」、昨年8位の中大の藤原正和監督は「いやあどうでしょう、死活問題になる。ノーコメントで」と笑顔でかわした。

大会は全国8地区の代表25校と日本学連選抜、東海学連選抜の計27チームで争われる。6日朝に選手と補員が交代するメンバー変更が認められている。午前8時5分にスタートを切る。