指導者として不適切な行動を取ったとして解任された立教大の上野裕一郎前監督(38)が、現役選手として実業団の佐賀・小城市に拠点がある実業団チームの「ひらまつ病院」に加入することが17日までに分かった。

中大時代に4年連続で箱根路を駆けた上野前監督は2018年に立教大監督に就任。現役を続けながら選手と一緒に走る指導でチーム強化を図った。昨年の箱根駅伝予選会では史上最長ブランクとなる55年ぶりに出場権を獲得。今年1月の本戦は総合18位となったが、全10区間で3年生以下の選手を起用するなど、今後への期待が高まっていた。しかし、10月の箱根駅伝予選会の直前に、不適切行為があり、立教大から監督を解任されていた。