初出場の中島ひとみ(30=長谷川体育施設)も準決勝に駒を進めた。12秒88で組5着。全体4着以下のタイム上位6人に残り、堂々の予選突破を果たした。
30歳で初の世界大会代表の切符をつかんだ遅咲きのハードラー。近年は、台を越える時の抜き足(左足)の動作を改善し、今季は7月の日本選手権で自己最高の2位と躍進した。日本歴代2位となる12秒71も2度マークし、今大会を迎えていた。
「(準決勝進出を祝福され)ありがとうございます。もう本当に、まずはこのユニホーム姿をたくさんの方に見せられたことに感謝しています。準決勝は、もう『当たって砕けろ』で」
国立のスタンドには夫で男子400メートル障害の豊田将樹(27=富士通)の姿もあり「彼がいなかったら、この舞台に来られていなかったくらい支えになっているので。彼の分まで、この舞台で頑張りたいと思います」と歓喜の報告をして分かち合った。
前の組で同学年の福部真子(29=日本建設工業)も準決勝進出。この種目で日本勢の複数人が準決勝に進むのは、前々回22年オレゴン大会の福部、青木益未(ともに準決勝では敗退)以来2大会ぶりとなった。「同学年の真子も準決勝に残ったので、この舞台を誇りに、自国で、全力の笑顔で楽しみたいです」と声を震わせた。

