フィギュアスケートでアイスダンス転向を電撃表明した男子の宇野昌磨さん(28)と女子の本田真凜さん(24)が22日、都内で会見し、決意表明した。

今春、世界の最上位層が拠点とするカナダ・モントリオールで約2週間、トライアウトを実施。その時に収録した「トヨタイムズスポーツ」の取材動画が会場で紹介され、それぞれ、主に次の通り語った。

主な宇野さん収録コメント「僕は真凜のスケートをすごい昔から見ていて。同じ楽曲を使用すると、うれしいより、ハードルが高いなと思ってしまうくらい、リスペクトしていた。僕にはできない表現力を持っていると小さい頃から思っていたし、僕を一番近くで支えてくださっていた自分のお母さんからも言われるくらい、誰もが認める素晴らしスケーター。天才だって思っていた。今よくよく話を聞いてみると、どう練習してきたか言語化できている姿を見た時に、天才というより、小さい時では考えられないほど研究してきたんだなと。僕は努力の人と言われるけど、やると決めたことをやっているだけ。真凜を近くで見ていると、僕そのが驚くくらい、やると決めたことをやっていると。これが僕の心情です」

「難しいけど、僕自身は1人じゃないから楽しくて。やりがいもあって。すごくうれしいこと。日々の練習って、アスリートって、つらくなりがち。ここが1人じゃないだけで、こんなにも違うんだなと」

これに対する本田さんのアンサーは。

「本当にありがたい。まだ関わりが少ない頃から、試合や練習で顔を合わせるたびに、表情だったりこだわりの強さだったり、を褒めてくれていたので。自分が悩んでいた時、そういう言葉に救われてきた。今、アイスダンサーとしてチームを結成してみて、思い出すと『こんな未来があるんだな』と、正直。私も、昌磨君のスケートがすごく好きなので、そのスケートを、らしさを失わないように食らいついていきたいなと思っています」

宇野さんは18年平昌、22年北京の両オリンピック(五輪)に連続出場し、団体も含めて当時日本勢最多のメダル3個を獲得。世界選手権も日本男子初の2連覇を遂げた。本田さんは16年世界ジュニア選手権を制した実績がある。22年には交際中であることも公言。本田さんは24年1月、宇野さんは同5月に現役引退し、プロ転向後は宇野さん座長・プロデュースのアイスショー「Ice Brave(アイスブレイブ)」でアイスダンスのナンバーも披露していた。

この日、午前7時にそろってインスタグラムを更新し、転向を表明した。「この度、宇野昌磨と本田真凜はアイスダンスチームを結成し、新シーズンより競技へ挑戦することを決意いたしました」などと共同投稿していた。

◆宇野昌磨(うの・しょうま)1997年(平9)12月17日生まれ、名古屋市出身。愛知・中京大中京高から16年に中京大進学。同年4月に国際スケート連盟(ISU)公認大会で史上初の4回転フリップ成功。五輪の個人は平昌で銀、北京で銅。159センチ。血液型B。

◆本田真凜(ほんだ・まりん)2001年(平13)8月21日生まれ、京都市出身。12年の全日本ノービス選手権B(満9~10歳)を当時の歴代最高スコアで制覇。16年の世界ジュニアは初出場優勝。大阪・関大高から青森山田高へ編入。明大ではテレビキャスターやCM出演もこなした。家族は両親と姉、兄太一さんと妹2人で、姉以外の4人がスケート経験者の一家。161センチ。血液型A。