フィギュアスケート女子で26年ミラノ・コルティナ五輪(オリンピック)銀メダルの坂本花織さん(26)が31日、名古屋市内で漫画「メダリスト」の展示会イベントに出席した。フィギュアスケートが題材で、師弟関係を描く作品。坂本さんも愛読している。作中のセリフを引用し「『フィギュアスケートは奇跡を見守るスポーツ』っていう話が出てきて、本当にそうだなと思っていて」と共感する。
この日のイベントにはフィギュアスケートに取り組む子どもたちが参加。坂本への質問が続いた。ジャンプの難しさについて相談する場面もあった。「奇跡を待つしかない。その奇跡を起こすために(指導者は)アシストしないといけない。奇跡の連続。『メダリスト』はうまく表現してくれている」とうなずいた。
昨季限りで現役を引退し、コーチ業をスタートさせた。リンクサイドから声を張り上げ、げきを飛ばすこともある。理由を「選手としては自分が先頭でやってきた部分が多かったので、次、後輩に受け継いでもらわないと困るので」と語る。
教え子の成長を願うからこそ、「ちょっと怠けていたら『そんなんでいいの』みたいな感じで言ったりはする」。だが、厳しさと優しさのバランスを大切にする。「やっぱり怒られ続けちゃうと、どんよりしちゃうので、たまにはちょっと気分を上げたりして、やる気を起こさせて(ジャンプを)飛ばせる、みたいな感じでやっている」と笑っていた。【保坂果那】


