どーもです。今日紹介するのはロマロのニューモデル「Ray」シリーズの「CX S20C」アイアンです。今回鉄素材の違いで「CX S25C」アイアンもありますが、この違いは鉄素材における炭素含有量の違いです。JIS規格では「S20C」の炭素含有量は0.18~0.23%、「S25C」は0.22~0.28%と決められています。この差で2モデルを出してしまうマニアックさがロマロらしいのですね。何はともあれ行ってみましょう。
まずは見た目から。
タイプ的にはキャビティですが、肉厚部分を緻密に調整した「マルチレイヤーブレード」設計となっているようです。なお、写真はレンチでヘッドの脱着が可能な試打モデルです。
フェースは小振り。個人的には、ロマロらしい顔付きかなって。
ソール幅はフェースの大きさに対して適当。いわゆるブレードアイアンのようなイメージだったりします。
ネックはストレート。ボディも薄過ぎず、厚すぎず。適度な厚さですね。ブレードの上から3分の1くらいのところにミゾがあるので、逆テーパーブレードを意識しているのかもしれません。
構えてみるとこんな感じ。実際に構えてみたときは、「トップブレード薄っ!!」と感じたのですが、こうしてみると、そこまででもないかなって感じ。前に試打したのが「Rayαプラス」アイアンだったからですかね?
今回試打したのは、スチールシャフト「NSPRO950GH」Sフレックス装着モデルの#7。スペックは、ロフト角29度、ライ角62度、長さ37インチ、総重量418g、バランスC1。シャフトスペックは、重量98g、トルク1.8、中調子。
試打会場は東京・メトログリーン東陽町、ボールはブリヂストンゴルフのレンジ用2ピースボール使用。
持ってみた感覚ですが、重量的には気持ち軽め。でも、まあ、今となってはこの重さあたりがいいのかもしれませんけど。グリップの太さは適当。でも、「Rayαプラス」アイアンのめっちゃ細い後だったからな? ワッグルしてみるとヘッドの振れ幅はスチールシャフトのそれとしては適当。素振りしてみると、かなりシャープに振れそうな感じです。
実際に打ってみると、特筆事項は何と言っても打感のマイルドさです。とにかくボールのつぶれ感満載で、いかにも上級者が好きそうな、吸いつくような打感で、フェースの乗り感が長めに感じました。ただし、構えた時のトップブレードの薄さから来るイメージで「シビアそう」「難しそう」という先入観が働いてしまうからか、若干苦戦しました。かつ、芯を食った時の打感がちょ~マイルドな分、外した時との差が結構ハッキリ分かるので、「ん~、外した」「また、外した」「また…」と球数が増えてしまいました。また、ちょっと気になったのがロフト設定。軟鉄の素材にまでこだわったアイアンのロフトが、29度とストロング設定の理由が、ボクにはいまひとつわからない感じ。個人的には「33~34度でいいのでは?」と思ってしまいました。
スカイトラックの弾道データはこんな感じで
その各球データはこちら
【3球平均】
HS39.7m/s、初速50.2m/s、打ち出し角19.1度、バックスピン量5227.5rpm、サイドスピン-640.1rpm、飛距離176.8y
【ベスト】
HS39.4m/s、初速50.6m/s、打ち出し角18.9度、バックスピン量4907.2rpm、サイドスピン-705.8rpm、飛距離177.5y
打感は前述通り、ちょ~マイルドで乗り感タップリ! 音は澄んだ中高音系。
弾道はこんな感じで
そのスカイトラックデータはこちら
弾道的に高弾道。ロフト角29度を考えれば超高弾道と言っても過言ではない感じ。前述したロフト設定ですが、ちょっと不思議だったのは、決してオートマチック系ではなかったこと。ある程度打ち込めないとボールが上がらない感じもありました。
出球傾向は、ボクのスイングでいい感じのドロー系。程よいつかまりなので、ボクレベルで、コントロールできそうな雰囲気もありました。まあ、だからといって、実戦でできるわけではないんですけど…
シャフトフィーリンと振り感ですが、これは文句なし!! かなり気持ち良く振れました。
今回ボクが試打した限りでは、このスペックでHS40~42m/s以上にオススメ。かなり打感がソフトで、乗り感があるモデルなので、弾道を操りたいという方にオススメしたいモデル。見た目はシビアそうな雰囲気で、ロフト角29度ということでちょっと尻込みもしちゃいます。実際に打ってみても、決していわゆるオートマック系ではなく、ある程度の技術は求められそうな気配もありました。おそらく、ある程度アスリートモデルでゴルフをしてきた方が、何らかの理由で「もっと飛ばしたい」と感じた時にオススメしたいモデルに感じました。
<ロマロ「Ray CX S20C」アイアン>
■KAZ'sインプレッション(10点満点)
▽飛距離:9▽上がりやすさ:10▽操作性:8▽構えやすさ:8▽打感の柔らかさ:10▽ミスの許容度:8
■ヘッド:軟鉄(S20C)
■シャフト(重量/トルク/調子):「NSPRO950GH」(S=98g/1.8/中調子)
■価格:6本(#5~PW)セット17万1600円、単品(#4)2万8600円。※税込み












