どーもです。今日紹介するのはPINGの新製品発表会です。この日発表された「G430」シリーズドライバーの追加モデル「G430 MAX 10K」が、昨日紹介したテーラーメイドとまさかの“10K”被り。テーラーメイドの方が先の発表でしたが、同社のライブ配信を見ていたPINGはビックリしていたようです。今回PINGは「BLUEPRINT」アイアンや「S159」ウエッジ、PLDパターと「ChipR LE」も発表していました。「G430 MAX 10K」ドライバーと「BLUEPRINT」アイアンは試打もしていますので、その辺もちょっとだけ紹介します。


冒頭岡田社長の挨拶で「10Kについては多くの方が本日2回目かと思われますが…」と話していましたが、PINGとテーラーメイドは“打ちやすく、飛んで曲がらないドライバー”作りのアプローチとして高い慣性モーメント(以下「MOI」)を選択しています。なお、リリースのみの発表となったキャロウェイ「パラダイムAI スモーク」は全く違ったアプローチをしているようですが、ボク自身まだ情報を取っていないのでここでは触れられません。


MOIについて、昨日ほぼ触れられなかったので、簡単にまとめてみようと思います。MOIとは「物体がそこに留まろうとする力」です。ゴルフクラブの場合、この値が大きくなればミスヒットの寛容性が高くなります。理由はミスヒット時のヘッドのブレを軽減できるからです。しかし、高MOIだから飛ぶのかというと、そういう訳ではありません。よって、高MOIはあくまでも“打ちやすさ”や“曲がらない”要素となります。なお、ゴルフクラブにおいてはMOIを大きくすると重心位置が高くなる傾向もあります。


一方で、飛距離の三大要素は「初速」「打ち出し角」「スピン量」と言われていますが、主に打ち出し角にかかわるのが「重心高」であり、スピン量は“重心深度”となります。打ち出し角を上げるなら低く、スピン量を減らすなら浅くする必要があります。


つまり、“打ちやすさ”と“飛んで曲がらない”は二律背反です。この世に存在するゴルフクラブは、この妥協点をどこに設定するかでその性格が決まっていると思っています。しかも、ゴルフクラブにもルールがあって、その範囲を超えるものは作れません。MOIで言えば、横の上限が5900と決められています。そこで縦のMOIを増やすことで、この二律背反に折り合いを付けたのがPINGとテーラーメイドということになると思います。


そこで「G430 MAX 10K」ドライバーですが、フェースをより薄くし、クラウンもフェース下部までラッピングするような「カーボンフライ・ラップ・テクノロジー」を新採用することで余剰重量を稼ぎ出し、最適ポジションへの配分をしているようです。その結果、「G430 MAX」ドライバーに対して重心高を5.2%低く、重心深度を1.5%深くしているようです。


「G430 MAX」ドライバーに対して約0.5~1度打ち出し角が高く、約300rpmスピン量が減っているとのことでした。ちなみにスピン量は「G430 LST」ドライバーと同等とのことです。


これによって「G430 MAX」ドライバーよりもプレーヤーテストではバラツキが16%減少しているとのことでした。


その外観はこんな感じでした。


カットモデルです。

左が「G430 MAX 10K」ドライバーで右は「G430 LST」ドライバーです。一目瞭然ですが、クラウンのバーがありませんよね。


実際に打ってみた結果ですが…

試打モデルは10.5度でシャフト三菱ケミカル「DiamanaPD60」S で1球目は薄い当たりの引っ掛け、2球目はプッシュアウトでドーンでした。このあと、何球か打ちましたが、もうね、メーカーさんに申し訳ないくらいに左右にバラけちゃいました(汗)


この試打だけで判断するのは申し訳ないので、後日試打クラブで検証する予定です。なおこれはあくまでもボクの推論ですが、「テーラーメイドはフェースがカーボンな分余剰重量をより多く稼ぎ出せていているので、再配分の余地が大きいからかな…」なんて思っています。そもそも、ボクのようにフェースの開閉が大きいタイプには高MOIは合わないはずですからね。そう考えると、打ち出し方向のバラケこそあれ、曲がりは少なかった印象もあります。まあ、その辺は後日試打クラブで確認とさせてください。


続いては、「BLUEPRINT」アイアンですが、今回は「BLUEPRINT T」(左)と「BLUEPRINT S」の2タイプが用意されていました。


先代には完敗のイメージしかありませんが、新作では新たに「BLUEPRINT S」が追加され、「これならボクでも…」と勘違いしつつ「でも、これって同じモデルでいいのかな?」なんて思ったりして。


なお、「BLUEPRINT T」アイアンは先代よりも#3~7まではブレード長を長くすることでアライメント効果を上げ、トウ側のウエートをサイズアップすることでMOIを2.7%上げているようです。その結果、トニー・フィナウプロは+5y、テイラー・ムーアープロは+6y飛距離アップしているとのことでした。※いずれも#7の先代比


「BLUEPRINT S」アイアンは「抜群の打感と寛容性を高めた、スコアを重視するプレーヤー向けアイアン」とのことで、これまで「i59」アイアン使用のコーリー・コナーズプロは#7で+6y、サフィス・ティーガラプロは#4で先代比なんと+10yの飛距離アップ実現しているようです。


「BLUEPRINT T」アイアンのフェースとトップラインはこんな感じで

実際に打ってみた結果です。

先代に完敗の印象しかなかったボクとしては、「あれ? 打てそうじゃん!!」ってな感じ。見た目の印象よりは打ちやすさがある感じでした。


続いては「BLUEPRINT S」アイアンですが、同じくこんな感じで

実際に打ってみた結果です。

なぜか「BLUEPRINT S」アイアンのほうが薄めの当たりを連発でした。


いずれにせよ、新作は全て後日試打クラブをお借りして試打レポを上げますので、こちらも時間をください!!


「S159」ウエッジですが、これまでの「GLIDE4.0」と「GLIDEフォージド」が統一され、1つになったようです。

これはPGA年間王者ビクトル・ホブランが求める「やさしさ」からだったようです。PGA年間王者の求める「やさしさ」は、「常に安定したスピン量で結果が予測できる“やさしい”ウエッジ」であって、我々アマチュアが求めるモノではありません(笑)。なお、「S159」ウエッジにはソール形状で新たに2タイプが追加され、6タイプとなっています。

写真左がHグラインド(ハーフムーンソール)で、右がBグラインド(バウンスソール)です。


「ChipR LE」は話題となった「ChipR」のレディースモデル。

グリーン周りが絶賛崩壊中なので、今さらですがマジで「ChipR」を買おうかな…とか思ったりして…w


「G430 MAX 10K」ドライバー&「BLUEPRINT T」「同S」アイアンは後日試打レポも予定していますので、気長にお待ちください!