どーもです。今日紹介するのはテーラーメイドのニューモデル「P770(’24)」アイアンです。同シリーズは、小ぶりな中空アイアンの先駆け的でしたよね。ぶっちゃけ、個人的には「中空アイアン=打感が変」というイメージがあったけど、このイメージを覆したのがこの「P」シリーズだったと思います。このアイアンの登場で各社が追随し、今や打感だけでは中空モデルにほぼ気付くことができなくまっています。って、ボクだけかもしれないけど!! まそんな訳で、先代との差がボクに分かるのかも検証しつつ、紹介したいと思います。では、早速いってみましょう!


まずは見た目から。


バックフェースを見る限りでは、先代とは別モノイメージ。新作はマッスルバックのバックフェースに、バーが設定されたような感じ。

フェースは小ぶり。大きさ的には先代と同じだと思いますが、昨日紹介した「P・7CB」アイアンともほぼ同じ大きさでした。形状的には先代とも、「P・7CB」アイアンとも、ほぼ同じかな。

ソール幅は、フェースの大きさに対してやや厚め!? イメージ的には先代よりもややコンパクトになったような気もしたけど、どうですかね? 「P・7CB」アイアンよりもコンパクトですが、ブレード長はほぼ同じように見えたんですけどね…。ちなみに、「貫通型スピードポケット」は引き続き採用です。

ネックはストレート。ボディ形状は、先代よりも深重心を意識したのか、バックフェース下部の厚みがより確保されていました。なお、ヘッド内部にはスピードフォームを充塡ですが、これは先代同様ですね。

構えてみるとこんな感じ。「P・7CB」アイアンよりも気持ちトップブレードが厚めですが、それでも十分薄め。このアイアンも、ボク的には背筋ピーン系でした。

今回試打したのは、スチールシャフト「ダイナミックゴールドMID115」S200装着モデルの#7。スペックは、ロフト角 33度、ライ角62.5度、長さ37インチ、総重量430g、バランスD2。シャフトスペックは、重量115g、トルクは未発表、中調子。

試打会場は東京・メトログリーン東陽町、ボールはブリヂストンゴルフのレンジ用2ピースボールを使用。


持ってみた感覚ですが、重量的にはやや重めかな。昨日も書きましたが、認めたくないけど、HSをみるとやや重めかもしれません。グリップは「P・7CB」アイアン同様、太めです。ワッグルしてみると、「P・7CB」アイアンとほぼ同じような感じですが、微妙にヘッドの存在感が増した感じ。素振りしてみても、やはりヘッドの存在感がより鮮明だったかもです。


実際に打ってみると、打感は相変わらずいい感じ。先代通り、めっちゃんこボールのつぶれ感満載で、「フェースに乗ってるわ~!!」ってな感じで、かなり分厚いインパクトを楽しめると思います。ボールの上がり方も文句なし! 数値的には打ち出し角は19.9度と20.1度なので大差はないけど、「P770」アイアンのほうがよりオートマチックに上がる感じ。「P770」アイアンは、このサイズでこの見た目だけど、払い打ち系でもガッツリ上がるイメージでした。「P・7CB」アイアンとの差は実際に打ってみれば体験できると思いますが、よりオートマチックで寛容性が高いモデルだと思います。肝心な先代との差ですが…過去記事で記憶を呼びさましても、性能的にはぶっちゃけボクには分かりませんでした。まあ、確実に言えるのは見た目の差だったりします。正直ボクにとっては苦手な、バックフェースの厚みが視界に入るという感じでした。


スカイトラックの弾道データはこんな感じで

その各球データはこちら

【3球平均】

HS36.7m/s、初速46.9m/s、打ち出し角20.1度、バックスピン量5089.2rpm、サイドスピン-1026.4rpm、飛距離160.7y

【ベスト】

HS37.3m/s、初速47.6m/s、打ち出し角19.9度、バックスピン量5337.3rpm、サイドスピン-924.0rpm、飛距離162.7y


打感は文句なしのマイルド系。かなりボールつぶれ感が強く、分厚いインパクトを楽しめると思います。音は中高音系ですが、やや中音が強調された感じかな。


弾道はこんな感じで

そのスカイトラックデータはこちら

弾道的には、文句なしの高弾道。前述通り、払い打ち系でもガッツリ上がるでしょう。スピン量は、見た目でも「P・7CBアイアンよりもやや少なめかな」って分かる感じ。実際も約500rpm少なめでした。


出球傾向は、ボクのスイングで軽いドロー系。つかまりはいいけど、「P・7CB」アイアンよりも操作性自体はやや低めな感じで、プッシュアウト癖のあるボクにとっては、やや右に抜ける傾向が強かったかな。それを意識すると今度はフックという典型的な展開にもなってしまいました。


シャフトフィーリングと振り感ですが、まあ、「P・7CB」アイアンと大差はないかな。シャープに振り切れる印象ですが、その上でややしっくりこなかったのは恐らく見た目からくる苦手意識を疑っています。


今回ボクが試打した限りでは、このスペックで最低HS40~42m/sは欲しい感じ。やや打ち込む技術が求められそうな「P・7CB」アイアンに対し、この「P770」アイアンは払い打ち系でも扱えそうなモデル。両者の大きな差はこの辺りだと思います。性格的にはよりオートマチック系ですが、まあ、見た目が小ぶりなのとロフト設定から、中級者以上向けかな。また、これはあくまでも個人的な好みの問題ですが、この手のアイアンにしては、バックフェースの厚みが視界に入るのはやり過ぎかなって。「その分メリットもあるとは思うけど…」とか思っちゃいました。まあ、あくまでもボクの個人的な好みの問題なので、もちろん気にならない人にとっては、このサイズでもかなりの扱いやすさがありモデルになると思います。

<テーラーメイド「P770(’24)」アイアン>

■KAZ'sインプレッション(10点満点)

▽飛距離:8▽上がりやすさ:9▽操作性:8▽構えやすさ:8▽打感の柔らかさ:10▽ミスの許容度:9

■ヘッド:ボディ【#3~#8】軟鉄(8620)+内蔵タングステンウエート+SPEEDFOAM AIR【#9~PW】軟鉄(8620)+SPEEDFOAM AIR、フェース=クロムモリブデン鋼(4140)

■シャフト(重量/トルク/調子):「ダイナミックゴールドMID115」(S200=115g/未発表/中調子)。「NSPRO MODUS3 TOUR105」(S=106.5g/1.7/元調子)。

■価格:5本(#6~PW)セット15万9500円、単品(#3、#4、#5)各1本3万1900円。※価格は税込み