どーもです。PRGRのニューモデル「04」アイアンを試打できました。これは8月に1度お借りしておきながら、ゴルフ体験主義史上最大のスランプから試打にならず返却。それがきっかけでメーカー担当者から、同社の「サイエンスフィット」で診断させていただきました。今回は無事試打もできましたが、このアイアンで130yしか飛ばせていなかったって…!? 一体、どんなスイングをしていたのでしょうか!? 何はともあれ、早速いってみましょう。


まずは見た目から。


バックフェースは流麗!! 「オーバル・キャビティ・デザイン」と命名されていますが、これにより低深重心と高慣性モーメントの最適化が実現したとのことです。なお、ポジショニング的には「03」アイアン「05」アイアンの中間を埋める存在のようです。

フェースはセミラージ。形状的には、トップラインの丸みが特徴的でした。

ソール幅は、フェースの大きさに対して適当。形状的にはバックフェース側がトゥに向かってやや厚みが増す感じで全体的に丸みを帯び、「03」アイアンに近いイメージでした。

ネックはグース寄りのセミグース。ボディ形状はごく一般的ですが、「03」&「05」アイアンとは別モノイメージでした。

構えてみるとこんな感じ。トップブレードの厚みがしっかり確保されていますが、ボクが苦手なバックフェースの厚みも、しっかり確保されていました。構えた印象的としては「05」アイアン寄りのイメージ。

今回試打したのは、オリジナルスチールシャフト「SPEC STEEL III Ver.2」M-43装着モデルの#7。スペックは、ロフト角 28度、ライ角62度、長さ37インチ、総重量410g、バランスD1.5。シャフトスペックは、重量96g、トルク1.9、元調子。

試打会場は東京・メトログリーン東陽町、ボールはブリヂストンゴルフのレンジ用2ピースボールを使用。


持ってみた感覚ですが、重量的にはやや軽め。グリップも細め。スチールシャフトなので手で曲げてはいませんが、ワッグルしてみると、適度にしなり感がある感じ。素振りしてみると、ヘッドが大きめのわりには振り抜きが良さそうでした。


実際に打ってみると、まず1発目からご機嫌なナイスショット!! 1発目でこれが出ると、これが基準になってしまうのでぶっちゃけ困ったりして…w そして、これだけぶっ飛ぶアイアンで、当たっても130~140yしか出なかった2カ月前の試打が、「一体どんなスイングしていたんだ!?」って。振り返ってみて1つ思うのは、グリップの細さもその一因と疑っています。汗でグリンってなっていたし、すっ飛ばさないように力みすぎたりしてね。まあ、これはホントに一因で、そもそも当たっていないんだし!! 何はともあれこのアイアンは、ある程度飛距離が欲しいという方にオススメ!! 今のボクが打って、この飛距離だし、とにかくボールもしっかり上がります。ただし、これはあくまでも極めて個人的な問題ですが、バックフェースの厚みが視界に入るのが苦手だったりします。まあ、それでもこの飛距離と寛容性は、それを上回る魅力かもしれませんけど…。


スカイトラックの弾道データはこんな感じで

その各球データはこちら

【3球平均】

HS40.0m/s、初速51.2m/s、打ち出し角17.8度、バックスピン量4202.3rpm、サイドスピン-970.6rpm、飛距離184.7y

【ベスト】

HS40.6m/s、初速52.0m/s、打ち出し角17.8度、バックスピン量4066.8rpm、サイドスピン-1131.8rpm、飛距離188.8y


打感はマイルド。ボールのつぶれ感を存分に感じられると思います。音は若干高めだったりもしますが、まあ、気にならない程度ですね。


弾道はこんな感じで

そのスカイトラックデータはこちら

弾道的には、文句なしの高弾道。ロフト角は考えれば、めちゃくちゃ上がりやすいと思うし、払い打ち系でも“上げよう”なんて意識は一切不要なので、スイングへの集中が可能だと思います。スピン量は少なめ。弾道を見ても少ないのがわかりますが、数値的にも4000~4200rpmでした。


出球傾向は、ボクのスイングでドロー系。ストロングロフト系ですが、つかまりもいい感じ。この辺は重心角が大きいのか、クラブが仕事をしてくれる感じですね。


シャフトフィーリングと振り感ですが、正直な感想はインパクト時のグニャリ感が気になったかな。でも、当たり負け感ではなく、そこからいい感じに戻っている感じもあります。以前「NSPRO950GH」で何度か書いている“グニャリ感”とはまたちょっと違う感じかな。


今回ボクが試打した限りでは、このスペックでHS40~42m/s辺りにオススメ。PRGRのアスリートマインドモデルの中では扱いやすいさを意識したモデルで、アイアンでも飛ばしたい方向け。おそらく飛距離に振り切った「03」アイアンと扱いやすさに振り切った「05」アイアンの、両者の良いところをバランス良く突き詰めたモデルのように感じたので、この辺はメーカー言質も体験できました。ボクのように加齢で飛距離ロスが気になり始めた方にオススメ! 性格的にはオートマチック系で、ある意味アマチュアゴルファーの最大公約数をターゲットにした万人向けのイメージです。扱いやすさと飛距離をバランス良く実現した「04」アイアンですが、何気に名器の予感も…!?

<PRGR「04」アイアン>

■KAZ'sインプレッション(10点満点)

▽飛距離:10▽上がりやすさ:10▽操作性:7▽構えやすさ:7▽打感の柔らかさ:9▽ミスの許容度:10

■ヘッド:ボディ=軟鉄(S20C)、フェース=クロムモリブデン鋼(SAE8655)

■シャフト(重量/トルク/調子):スチールシャフト「スペックスチールIII Ver.2」(M-43=96g/1.9、M-40=87g/2.2元調子)。カーボンシャフト「MCI FOR PRGR」(M-43=68g/3.0、M-40=53g/3.7、M-37=49g/4.0、M-35=46g/4.2/中調子)。

■価格:5本(#7~P、A)セット12万6500円、単品(#5、#6)各1本2万5300円。※価格は税込み

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