今大会を最後に国内ツアーを引退するキム・ハヌル(32=韓国)が通算2アンダーで日本最後のプレーを終えた。

この日は2バーディー、3ボギーの73。最終18番はグリーン奥からアプローチを寄せ、パーで締めくくった。ギャラリーの大きな拍手に「スマイル・クイーン」らしい笑顔でこたえ、プロの仲間のイ・ボミらにハグを受けた。

ハヌルは「絶対に予選を通りたくて、最後までいいプレーができて良かったです」。この日がラストデーとなることは「朝起きた時は実感がなかった。最終18番のティーショットを打つときに悲しくなりました」という。また日本ツアーでの心残りに「ナショナルタイトルをとりたかった」と日本女子オープンに優勝できなかったことを挙げた。

ハヌルは11、12年に韓国ツアーで賞金女王となり、15年から日本に参戦。国内ツアーでLPGAツアー選手権リコー杯、サロンパス杯の国内メジャー2勝を含む通算6勝。16、17年に賞金ランク4位となり、実力派美人プロとして人気を集めた。今後は「私はゴルフだけじゃない」とテレビ関係などの仕事に挑戦を予定し、YouTuberへの“転身”も示唆。「選手だけじゃなく、個人のキム・ハヌルも発信したい」。これまでもインスタグラムなどでダンスの動画などをアップしており、いろんな素顔を見せることになりそうだ。