最終日が23日に行われ、日本はロンドン五輪金メダルのロシアに2-3で競り負けて5勝6敗、勝ち点16の6位となった。ロシアは4位。

 米国がアルゼンチンを下して10勝1敗の勝ち点30で8大会ぶり2度目の優勝を決めた。イタリアはポーランドを破って同29で2位となり、ともに五輪出場権を得た。ポーランドは3位。

 日本は両チーム最多の26点を決めた石川(中大)や清水(パナソニック)の強打で第1セットを29-27、第3セットも25-21で制した。第4セット以降はサーブレシーブを乱し、2セットを連取されて4連敗となった。日本は来年の世界最終予選兼アジア予選で本大会出場を目指す。


最新スコア

9月23日 代々木第1体育館


日本29-27
17-25
25-21
17-25
13-15
ロシア

ロシアに競り負けた日本の選手たち(共同)
ロシアに競り負けた日本の選手たち(共同)

(最終順位)


順位チーム勝ち点セット率得点率
(1)米国10305.1661.205
(2)イタリア101293.751.176
(3)ポーランド101292.8181.143
(4)ロシア83232.0831.114
(5)アルゼンチン74211.6251.068
(6)日本561610.993
(7)カナダ56130.8180.942
(8)イラン47120.6661.013
(9)オーストラリア47120.6250.898
(10)エジプト2980.4330.91
(11)ベネズエラ11030.250.83
(12)チュニジア01120.1510.808



日本の結果

9月22日 代々木第1体育館


日本26-24
25-27
21-25
19-25
ポーランド

第2セット、スパイクを決める石川(共同)
第2セット、スパイクを決める石川(共同)

9月21日 代々木第1体育館


日本24-26
22-25
21-25
アルゼンチン

第1セット、スパイクをブロックされる清水(中央)(共同)
第1セット、スパイクをブロックされる清水(中央)(共同)

9月18日 大阪市中央体育館


日本25-22
25-23
18-25
21-25
12-15
イラン

第3セット、スパイクを放つ出耒田(共同)
第3セット、スパイクを放つ出耒田(共同)

9月17日 大阪市中央体育館


日本33-31
26-24
25-19
ベネズエラ

第1セット、スパイクを放つ石川(共同)
第1セット、スパイクを放つ石川(共同)

9月16日 大阪市中央体育館


日本25-21
25-19
25-19
チュニジア

チュニジアにストレート勝ちし、喜ぶ日本代表(共同)
チュニジアにストレート勝ちし、喜ぶ日本代表(共同)

9月13日 広島グリーンアリーナ


日本21-25
20-25
15-25
イタリア

イタリアにストレート負けを喫し、悔しそうな表情を見せる永野(中央)ら日本の選手たち
イタリアにストレート負けを喫し、悔しそうな表情を見せる永野(中央)ら日本の選手たち

9月12日 広島グリーンアリーナ


日本25-17
25-15
25-21
カナダ

第1セット、スパイクを決める柳田(共同)
第1セット、スパイクを決める柳田(共同)

9月10日 広島グリーンアリーナ


日本25-17
25-21
25-27
25-18
オーストラリア

第2セット、スパイクを決める清水(共同)
第2セット、スパイクを決める清水(共同)

9月9日 広島グリーンアリーナ


日本23-25
25-21
11-25
14-25
米国

第1セット、石川がスパイクを決める(共同)
第1セット、石川がスパイクを決める(共同)

9月8日 広島グリーンアリーナ


日本25-19
23-25
25-18
17-25
15-7
エジプト

第1セット、スパイクを決める清水(共同)
第1セット、スパイクを決める清水(共同)

 日本は8月に行われたアジア選手権で優勝。主将の清水邦広(29=パナソニック)が最優秀選手に選ばれた。昨年12月に歌手の中島美嘉(32)と結婚、公私ともに充実しているエースに期待がかかる。また「NEXT4」と命名された石川祐希(19=中大)柳田将洋(23=サントリー)高橋健太郎(20=筑波大)山内晶大(21=愛知学院大)の4人にも注目だ。




男子出場国ランク
ロシア2位
ポーランド3位
イタリア4位
米国5位
アルゼンチン6位
イラン11位
オーストラリア13位
カナダ14位
チュニジア15位
エジプト15位
日本20位
ベネズエラ27位


◆日本代表メンバー◆


No選手名年齢所属位置身長
1清水邦広29パナソニックWS193
2酒井大祐33サントリーL180
3高橋健太郎20筑波大WS201
5鈴木寛史32サントリーMB200
8石川祐希19中大WS191
9阿部裕太34サントリーS191
10八子大輔26JTWS193
12山内晶大21愛知学院大MB204
13深津英臣25パナソニックS180
15柳田将洋23サントリーWS186
16出耒田敬24MB199
17永野健30パナソニックL176
18米山裕太31東レWS185
19浅野博亮24ジェイテクトWS178

WS=ウイングスパイカー、MB=ミドルブロッカー、S=セッター、L=リベロ


2日の会見でW杯への意気みを話す清水
2日の会見でW杯への意気みを話す清水

 ◆バレーボールW杯 国際バレーボール連盟(FIVB)が主催する国際大会。4年に1度、日本で開催される。五輪、世界選手権とともに世界3大大会とされる。出場国は世界選手権優勝国、大陸代表、開催国。今年の大会の上位2チームにはリオデジャネイロ五輪出場権が与えられる。

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