19年ラグビーW杯の開催国として、日本が公平性ある競技日程を主張する。W杯イングランド大会を戦った日本代表は1次リーグ敗退が決定。初戦の南アフリカ戦から中3日で臨んだスコットランド戦での敗戦が響いた。強豪国に有利とみられる競技日程を改善すべく、日本代表の稲垣純一チームディレクターは、統括団体のワールドラグビー(WR)に意見を出す考えを示した。

 過去のW杯に比べ、今大会の日程は公平性は増している。ニュージーランドなど優勝候補も、1次リーグでは中3日での試合がある。ただし、強国とそれ以外では格差がある。例えば日本は南ア戦後、中3日でスコットランド戦だったが、南アはスコットランド戦後はB組で世界ランク最下位の米国戦だった。試合の間隔は比較的平等になったものの、強度はいまだに「ティア1」と呼ばれる強豪国に有利な状態だ。

 日本代表の稲垣純一チームディレクターは「チーム、また次回の開催国として、そういう(改善を求める)意見は出そうと思う」と話した。