スコットランドは24年ぶりの4強進出をあと1歩で逃した。

 34-32の終了間際、自陣のマイボールのラインアウトが乱れた場面で反則を取られ、逆転のPGを許した。格上のオーストラリアを追い詰めながら殊勲を逃し、レイドロー主将は「この結果を乗り越えるには時間がかかる」と落胆を隠せなかった。

 5点を追う後半34分に、敵陣でCTBベネットがパスカットして一気にトライを奪った。ゴールも決まって2点をリードしたが、逃げ切れなかった。北半球勢として最後のとりでになることができず、コッター監督は「選手の(悔しい)気持ちが分かる」と思いやった。