16年リオデジャネイロ五輪を目指す7人制ラグビー男子日本代表の候補に選ばれていた山田章仁(30=パナソニック)が、11月7日、8日に行われるアジア最終予選(香港)に出場しない方針であることが20日、発表された。コンディション調整のため。

 山田は15人制日本代表のWTBとしてW杯イングランド大会に出場した。第3戦のサモア戦では前半終了間際に体を回転させた華麗なトライを決めるなど3勝に貢献。7人制の出場にも意欲を見せていた。現在都内で合宿を行っている男子チームの瀬川智広ヘッドコーチ(HC)はこの日、午前中に行われた練習の後に取材に応じ、山田について「予選には合流しない」と話した。

 瀬川HCによれば、五輪本番には参加したいという意思を伝えられているという。指揮官は「15人制の活躍で注目が集まっている。流れに乗って、必ず出場権を勝ち取りたい」と話した。