ラグビーワールドカップ(W杯)イングランド大会で活躍した日本代表FB五郎丸歩選手(29)が23日、出身地の福岡県庁を訪れ、自著「不動の魂」400冊を寄贈した。県内の中学校や高校に配布される予定で、五郎丸選手は「夢を持ち続ける大切さを感じてほしい」と語った。

 W杯後初めての帰郷で、県庁ロビーで開かれた贈呈式には県職員やファンら約1500人が詰めかけた。小川洋知事は謝辞を述べた上で「日本代表の活躍に元気をもらった。次回W杯は日本開催。一緒になって盛り上げましょう」と協力を求めた。五郎丸選手は「ラグビーの歴史を変えることができた。日本ラグビーを引っ張り、次のW杯をいい大会にしたい」と抱負を口にした。