ラグビーW杯イングランド大会で活躍したFB五郎丸歩(29=ヤマハ発動機)に、オーストラリア・クイーンズランド州を本拠地とする世界最高峰リーグ「スーパーラグビー」のレッズが獲得の興味を示していることを、同国『デイリーテレグラフ』紙(電子版)が23日、報じた。

 キッカーも務め、W杯の日本代表歴代最多得点を更新した五郎丸は、南アフリカ戦でも24得点を挙げて歴史的勝利に貢献。1次リーグ合計58得点は全体の2位だった。

 レッズは11年にスーパーラグビー初優勝。日本代表NO8ツイ・ヘンドリック(サントリー)が今季デビューし、来季も同チームでプレーすることが決まっている。スーパーラグビーには、来季は日本チーム「サンウルブズ」の参戦も決定している。海外留学の経験もない五郎丸は、W杯後に「国内でプレーしていても結果を残せることは証明できた。海外で経験した選手と、国内でプレーしている選手の経験とのバランスは重要」と話し、積極的な海外挑戦の意向は示していなかったが、初めて海外クラブでプレーする可能性も出てきた。