ラグビーの元ニュージーランド代表ジョナ・ロムー氏ら名選手の人形を制作、販売することで知られる英ウェールズの「ワールド・オブ・グロッグズ」が、W杯イングランド大会で活躍した日本代表FB五郎丸歩(29=ヤマハ発動機)をモデルにした人形制作を始めている。日本選手をモデルに採用するのは80年代に元日本代表主将の松尾雄治氏を選んで以来という。

 グロッグズは故ジョン・ヒューズ氏が65年に創業。現在は息子のリチャード氏(56)らが家業を引き継ぐ。リチャード氏は五郎丸の代名詞となったキックを蹴る際の拝むようなポーズの原型に取り組んでおり「W杯に日本が与えた衝撃は最大。中でも五郎丸のパフォーマンスは群を抜いていた」とたたえる。約500体つくり、来年初めの販売を目指している。