2012年ロンドン五輪アーチェリー女子団体銅メダリストで、4月からは「V・ファーレン長崎」に所属するアーチェリー選手として活動を再開した早川漣(28)が8日、長崎県諫早市内で記者会見し「やるからには(20年)東京五輪でメダルを取りたい」と決意を口にした。

 昨年3月に右肩痛の悪化のために第一線を退く意向を示したが、現役復帰を望む周囲の声に翻意したという。

 早川は14年秋の地元長崎国体で成年女子団体優勝後に競技を離れ、長崎国際大で指導に回っていたが「長崎に必要とされていると思いだして、私にできるのはアーチェリーしかない、アーチェリーで恩返しするしかないと思った」と心境の変化を語った。現在はサッカーJ2長崎のスポンサーであるチョープロの社員となり、恩師である長崎国際大の金相勲監督の下で練習に励んでおり、既に県内の大会に出場したという。