近鉄が0トライでヤマハ発動機に屈し、09年度以来7季ぶりの入れ替え戦出場が決まった。最下位ホンダがこの日、NECに21-41で敗れ、下部リーグ自動降格が決定。近鉄は入れ替え戦に回る13位以下が確定した。

 雨中の大健闘も及ばなかった。前半は粘り強いタックルで2位ヤマハ発動機を苦しめた。CTB野口大輔(23)の3PGで9-7とリードして折り返し。だが、後半はゴール前ラインアウトからのモール攻撃に対処できず、引き倒しの認定トライなど3トライを許した。坪井章監督(38)は「本当に悔しい。選手たちは近鉄ライナーズの魂を見せてくれた」と評した。

 今季は開幕節の昨年8月26日サントリー戦で13-14と惜敗。2勝12敗の勝ち点14で16チーム中15位と苦しむが、上位チームとの接戦は続けている。最終節の14日は本拠地・花園での14位豊田自動織機戦。勝ち点差1の直接対決で、少しでも順位を上げたい。