日本バスケットボール協会は25日、都内で評議委員会を開き、2016年度決算や事業報告などが了承された。

 収入は23億1600万円、支出は22億6200万円で差し引き5400万円の黒字となった。

 15年度の収入約14億円に比べ大幅な増収となった要因は、Bリーグ創設やソフトバンクや富士通など大手スポンサーとの契約、審判や指導者ライセンス登録料の伸びが挙げられる。

 特に、審判に関しては日本協会が28年度から国内で行うあらゆる試合の審判は、協会公認のワッペン着用が義務づけられたため、登録者が増加。前年の4350人から7300人と増え、4700万円の増収となったという。

 指導者も一昨年の3万2000人から昨年は3万9000人となり122%増となった。17年度の予算は33億円を見込んでいるという。

 また、日本協会の加盟団体として日本障がい者バスケットボール連盟設立も了承された。

 協会は若年層からの競技の普及、強化のため、ユース以下の年代から従来のトーナメント制ではなく、より多く試合ができるリーグ戦の文化をつくりあげる取り組みも始めた。中学、社会人は18年度から、翌19年にはミニバスケット、U-18(18歳以下)もリーグ戦を中心とした試合を組んでいくことこなる。