男子プロバスケットボールのBリーグは26日、都内の事務局で会見し、17~18年シーズンの開幕戦のカードを発表した。

 開幕は9月29日で、初代王者となった栃木ブレックスが、ホームで昨季チャンピオンシップ(CS)準決勝で戦ったシーホース三河と対戦する。昨季CS準優勝の川崎ブレイブサンダースはホームで名古屋ダイヤモンドドルフィンズと対戦。横浜ビー・コルセアーズは滋賀レイクスターズと、琉球ゴールデンキングスはサンロッカーズ渋谷と対戦する。

 9月30日の開幕のカードは、新潟アルビレックス-島根スサノオマジック、富山グラウジーズ-レバンガ北海道、京都ハンナリーズ-三遠ネオフェニックス、大阪エヴェッサ-アルバルク東京。

 西宮ストークス-千葉ジェッツ戦は、開幕日、会場ともに調整中となっている。

 会見に出席した栃木の遠藤は「CS準決勝で激しい戦いをした相手で、すごく楽しみ。初代王者としてプライドを持って戦いたい」と開幕戦への抱負を語った。対する三河の比江島は「率直にビックリした。(栃木とは)早いな。もう少し後で戦いたかったが、しっかり準備して臨みたい」と気を引き締めていた。

 SR渋谷から日本代表のアイラ・ブラウンが移籍し、監督も日本代表アシスタントコーチの佐々氏を迎えるなど大幅な入れ替えを行った琉球の岸本は「メンバーが7人替わって、経験豊富なガードも入ってきた。自分が成長できるいい機会とポジティブにとらえたい。CSへ向け、西地区1位を目指します」とコメント。SR渋谷で昨季新人賞を獲得したベンドラメは「アイラが移籍した琉球とまさか初戦で対戦するなんて、思っていなかったので楽しみ。昨季は新人賞を取ったので、今年はMVPを目指します」と宣言した。

 新潟とB2から昇格の島根は、五十嵐と岡本の新旧ガード対決が注目。五十嵐は「勢いがあるチームでいやだなと思った。昨季キャプテンだった佐藤が移籍したチームなので、代わりの若手の選手が頑張ってくれることを期待している」と話した。島根の岡本は「B2からの挑戦で、1部でプレーできることがどれだけありがたいか理解してプレーしたい。間違いなく、そろそろ世代交代かな」と、新潟と五十嵐に挑戦状をたたきつけた。