錦織の練習でハプニングだ！　３日に開幕するテニスの４大大会、ウィンブルドンを前に、世界９位の錦織圭（２７＝日清食品）は、１日、本会場で同１２位のアレクサンダー・ズベレフ（ドイツ）と実戦形式の練習を行った。

　ズベレフは、今年のイタリア国際でマスターズ初Ｖを飾った２０歳の最も注目される若手だ。錦織とはまだ対戦がないため、練習で、お互いに手の内を探る意味も含まれていたのだろう。矢のような球が行き交うストロークの応酬は、本番さながら。しかし、その練習の終盤に、アクシデントが起きた。

　錦織が放った強烈なフォアのクロスを、ズベレフが追いかけ転倒。右ひざを痛めたようで、２～３分、起き上がれない状態が続いた。ズベレフ陣営だけでなく、錦織のチャン、ボティーニの両コーチも駆け寄り、心配そうに見守った。錦織も見守るが、その時点で練習は終了。ズベレフは起き上がり、自力で歩いてコートを去った。

　錦織は１回戦で、同１０５位のチェッキナート（イタリア）と対戦する。両者は初対戦。