バスケットボール男子Bリーグのアルバルク東京が、将来の日本国籍取得を視野に入れた新外国人選手を獲得したことが24日、明らかになった。今年カンザス大を卒業したランデン・ルーカス(23=米国)で、208センチのセンター。15年のユニバーシアード(韓国)で優勝した米国代表のメンバーだ。

 父リチャードさんは93年に日本リーグのジャパンエナジーでプレーしたことがあり、日本への愛着もあるという。20年東京五輪出場へ向け、代表強化に取り組む日本協会が、日本国籍取得の可能性のある選手としてリストアップしていた。

 ルーカスは守備が強く、リバウンドを得意とする。さらに、カンザス大ではガードとのコンビで空中のパスをそのままゴールにたたき込むアリウープもたびたび決めている。外国チームとの体格差に悩む日本代表にとっては願ってもない存在だ。日本国籍取得は、来日後に本人の意思を再確認して実施されるもよう。

 また、A東京はセンターのアレックス・カーク(25=米国)、フォワードで北海道でプレーしたこともあるジャワッド・ウィリアムズ(34=米国)も獲得した。