【ブダペスト=益田一弘】リオ五輪400メートル個人メドレー金メダルの萩野公介(22=ブリヂストン)が、200メートル個人メドレー予選で今大会初レースに臨んだ。1分56秒46で5組1着、全体1位で通過した。今大会は安定しない自由形を回避して、競泳4日目から登場。マルチスイマーは個人3種目でメダルを目指す。萩野と同組だった瀬戸大也(23)も1分57秒55、全体4位で予選を突破した。

 萩野は全体1位で突破した。今季は自由形が安定しないため、大会初日の400メートル自由形を回避。「いつも初日に(レースが)あって自分のペースでいろいろやっていた。今回はすごく後ろで、初めてのことだった。応援で声がかれちゃった」。同じスペイン高地合宿を行った大橋が24日に「競泳1号」の銀メダルを獲得。萩野は「一緒に練習した(大橋)悠依ちゃんがメダルをとって調子がいい。観客席で僕も調子がいいんだろうなと勝手に思っていましたね」。仲間の活躍をポジティブに捉えていた。

▽男子200メートル個人メドレー予選

(1)萩野公介(ブリヂストン)1分56秒46(4)瀬戸大也(ANA)1分57秒55=以上準決勝進出