リオデジャネイロ五輪競泳男子400メートル個人メドレー金メダルの萩野公介(23=ブリヂストン)が29日、東京・小平市で水泳教室に参加した。「ブリヂストン×オリンピック×パラリンピック a GO GO!」と銘打たれたイベントの一環で「子どもたちの笑顔が見えたから、少しはうまくいったのかなと思う」と笑顔で口にした。

 東京五輪まであと999日。13年9月に五輪開催が決まってから、すでに4年間が経過した。「五輪が決まった時のことは鮮明に覚えています。ちょうどインカレ(日本学生対校選手権)があった。この4年間は、あのころ思い描いた4年間とは違いましたね。転ぶ予定(15年6月に右肘骨折)はなかったので…。ただ泳げない時期があったことでたくさん考える時間ができた」と振り返った。

 その上であと999日はどんな時間になるか、と質問されて「いいことばかりではないでしょうね。それは13年9月から今日までの間に知りました。地に足をつけていきたい」と話していた。