国学院久我山が東京第2地区代表として、2大会ぶり41度目の全国大会(12月17日開幕、大阪・花園)への切符をつかんだ。

 昨年の決勝では、明大中野と19-19で引き分け、両校優勝となったものの抽選の結果花園出場を逃した。高校日本代表メンバーでもある主将大石康太(3年)は「去年の悔しさもありますけれど、それ以上に今のメンバーで勝つことを考えてきた。準決勝、決勝と1つずつトライを許してしまったので、守備面では不満足です」と振り返った。

 6月初旬から11月5日まで、同校のグラウンドは改修工事のため利用できなかった。東京大会準決勝翌日から使えるようになり、土だったグラウンドには新しく人工芝が敷き詰められた。「芝にもなって、新しいグラウンドでの初日の練習ではやっとできるとのみんなの思いが爆発して喜び合いました」。グラウンドが使えない期間は1対1でのフィジカルの強化に重点を置いてきた。「あと1カ月、新しいグラウンドで練習を積んで、チームの成長につなげたい」と笑顔だった。

 土屋謙太郎監督(55)も「花園ではうちの強みである縦の強さと、BKとFWの連係プレーを発揮したい」と意気込んだ。