フィギュアスケート女子で11カ月ぶりの実戦となったグランプリ(GP)シリーズ第4戦NHK杯で5位に入った宮原知子(19=関大)が12日、フリーから一夜明けた大阪市中央体育館でエキシビションに臨んだ。淡いピンクに赤色を取り込んだ衣装で、3つのジャンプを全て成功させるなど、観客の大声援に応えた。

 昨年12月の全日本選手権で左股関節を疲労骨折し、今年2月の4大陸選手権、3月の世界選手権を欠場。懸命なリハビリを経て、復活への第1歩を刻んだ今大会になった。

 次戦はGP第6戦のスケートアメリカ(24日開幕、レークプラシッド)となる。宮原は10日のショートプログラム(SP)と11日のフリーを振り返り「疲れている部分はあるんですけれど、体よりも気持ちがすごく元気で、思っているより疲れていないです。次はショート(SP)でしっかりノーミスできるようにしたい」と次のステップを見据えた。