2020東京五輪・パラリンピック組織委員会は16日、小学生投票で決める大会マスコットの候補3作品を12月7日に公表すると発表した。全国小学校の学級単位の投票は、同11日から来年2月22日まで。投票結果発表の後、ネーミングなどを経て7、8月に正式発表される。

 組織委はこの日、投票の周知徹底と投票促進のために、都内で「マスコット投票宣言」キックオフイベントを実施。全国4自治体の代表者が参加し、自治体内の全小学校で投票を目指す「投票宣言」をした。

 大会会場もある東京都渋谷区の長谷部健区長は「すべての児童に貸与しているタブレット端末を使い、しっかり考えてほしい。選考にあたって五輪の歴史を調べたり、競技を知ったりしてほしい」。岡山県玉野市の黒田晋市長は「東京から遠いとテレビの中で見るだけのものになりがちだが、活動に参加して五輪を身近に感じてほしい」と話していた。