左股関節の疲労骨折から復帰2戦目の宮原知子(19=関大)が70・72点をマークし、首位に立った。冒頭の連続3回転ジャンプの後半で、着氷時にバランスを崩しながらもこらえ、3回転ループ、ダブルアクセル(2回転半)でまとめた。演技後は柔らかい表情を見せ、得点発表の瞬間には少し口を開けて驚いた様子だった。

 宮原はGP第4戦のNHK杯で約11カ月ぶりの実戦復帰。同戦はSP65・05点、フリー126・75点の合計191・80点で5位となっていた。23日(日本時間24日)の公式練習時に「SP、フリーともNHK杯よりいい演技をしたい」と意気込んだ通り、前戦からの成長を披露した。