フィギュアスケートの元世界選手権女王で、4月に現役を退いた浅田真央さんが13日、ロシアの平昌(ピョンチャン)冬季五輪参加問題について「みんなが平等に(平昌五輪に)出場できることを私は願っています」などと言及した。

 大阪市内の百貨店で始まった、自身の足跡が写真などで紹介された「浅田真央展」に出席。取材に応じた浅田さんは、国際オリンピック委員会(IOC)が平昌五輪にロシア選手団の派遣を禁止したことについて問われ「ロシアの選手もそうだが、選手はみんな、五輪を目指して小さいころから毎日スポーツに注いできていると思う」と胸中を思いやった。

 五輪出場を狙う日本の後輩たちには「けがなく自分が納得いく練習をして、試合では実力をすべて発揮できるように頑張ってもらいたい」とエールを送った。