高梨沙羅(クラレ)は98メートル、100メートルの合計248・8点で3位となった。第3戦に続いて今季2度目の表彰台。ジャンプの男女を通じて歴代単独最多の通算54勝到達は来年1月以降に持ち越しとなった。

 1回目に最長不倒の105メートルをマークしたマーレン・ルンビ(ノルウェー)が2回目も102メートルを飛び、269・1点で今季2勝目、通算6勝目を挙げた。伊藤有希(土屋ホーム)は96・5メートル、98メートルの239・9点で5位。岩渕香里(北野建設)は9位、勢藤優花(北海道ハイテクAC)は20位だった。

 ◆高梨沙羅の話 1回目は少し力みが出てしまい、前に突っ込んでしまった。シンプルなジャンプを目指して取り組んでいきたい。

 ◆伊藤有希の話 練習からジャンプは良くなっていた。これが今の自分の実力。2本とも若干(踏み切りの)タイミングの遅れがあった。

 ◆岩渕香里の話 (団体戦があった前日より)ゲート(スタート位置)が下がって風がない中、距離を見れば悪くなかった。(1桁順位は)うれしい。調子は上向き。

 ◆勢藤優花の話 どう助走姿勢を組んでいいのか分からなくなってきた。どう飛んだらいいのか、すごく考えた試合だった。