女子準決勝第1試合はトヨタ車体がNECを3-1(25-19、22-25、25-18、25-15)で下し、6年ぶり3回目の決勝進出を決めた。エースのネリマン・ゲンシュレック(29=トルコ)が勝負どころで強打、ブロックを決めなど攻守でチームを引っ張った。

 第2試合はデンソーが東レを3-0(25-21、25-21、25-17)で倒して7年ぶり3回目の決勝に進んだ。

 決勝は24日に行われる。

 トヨタ車体・多治見麻子監督 リーグ戦では苦しい戦いが多く、チームはまだ成長過程の中での皇后杯です。今日のNEC戦でも崩れしまい、第2セットを落としてしまいました。しかし、自ら立て直し、仲間を信じて決勝進出を果たした選手たちの頑張りをたたえたい。決勝はここまでこれたことに感謝し、全力で戦い抜きたいと思います。

 デンソー川北元監督 先を見ずに1戦1戦やってきた。選手たちが普段切磋琢磨(せっさたくま)していることが試合に出たと思う。うちにはスター、エースがいないので、組織的な守備と攻撃でトヨタ車体さんに対抗しないといけない。支えてくれる人たちに感謝しながら決勝を戦いたい。