平昌(ピョンチャン)冬季五輪に出場が決まったフィギュアスケート女子の宮原知子(19)は8日、地元の京都市での成人式参加に先立ち、同市の門川大作市長から激励を受け、「オリンピックという夢の舞台に出場できることをうれしく思っている。自分らしい演技ができるように頑張りたい」と決意を表明した。

 門川市長は「(左股関節の)疲労骨折という困難を克服した姿に元気を頂いた」と話し、花束を贈呈。振り袖姿の宮原選手は「今年も充実した1年になるように、さらに高みを目指していく」と述べた後、市主催の式典に参加した。

 2020年東京五輪のホープで柔道男子66キロ級世界王者の阿部一二三(20)は、神戸市で行われた成人式に出席し「オリンピックで圧倒的な柔道で勝ちたい。まだ力を付けないといけないし、東京を目指して2年しっかりやる」と抱負を語った。

 阿部選手は、昨夏の世界選手権で初出場優勝するなど昨年は国内外で無敗。連覇が懸かる9月の世界選手権(アゼルバイジャン)へ「オール一本(勝ち)で2連覇するのが目標」と話した。

 報道陣の求めで色紙に書いた文字は「進化」。さらに強くなるため、10日から欧州へ1人で武者修行に出かける。