カヌー・スプリントの日本選手権で起きた禁止薬物混入問題に関して、鈴木俊一五輪相は9日、詳細を把握しておらずコメントは控えるとしながらも「一般論としてフェアプレーに反する形で他の選手を陥れるのはあってはならないことだ」と述べた。視察に訪れたブラジル・リオデジャネイロで記者団に語った。

 五輪相は「2020年東京五輪・パラリンピックは過去にないくらいクリーンな大会を目指している。その基本はフェアプレーであり、決められたルールの中で優劣を競うのがあるべき姿だ」と強調した。

 日本カヌー連盟は9日、昨年9月のスプリント日本選手権(石川県小松市)で鈴木康大が別の選手の飲み物に禁止薬物の筋肉増強剤を混入し、この選手がドーピング検査で陽性となったと発表。連盟は鈴木を定款上最も重い除名処分とする方向で、石川県警も捜査に乗り出している。