空手の世界選手権女子組手68キロ超級女王の植草歩(25)が23日、JALと所属契約を結ぶと発表した。

 今月20日付で20年東京オリンピック(五輪)までの複数年契約。同社にとっては初の所属契約選手だ。植草は「2020年まで1歩1歩、JALさんと羽ばたいて五輪で優勝したい」と口にした。前所属の高栄警備保障では社長秘書も務めていたが、今後は空手に専念。練習環境は帝京大で変わらず「今までよりも空手だけの時間が増える。空手競技でもこういうバックアップがしてもらえる。高校、大学で競技をやめる人が減るとうれしい」と話した。植草と男子形の喜友名(きゆな)ら日本代表はこの日、約2カ月のフランス合宿に向けてJAL便で出発した。