男子プロバスケットボールBリーグは14日、都内で理事会を開き、B1千葉ジェッツの社長も務める島田慎二副チェアマン(副理事長、47)が16日をもって副理事長の職から退くことを発表した。

 今後は非常勤の理事としてBリーグにかかわっていくことになる。

 島田氏は、千葉で昨季Bリーグ最多の13万5043人の観客動員や約10億近い売り上げを記録するなど、リーグNO・1経営者として評価が高い。日本協会前会長の川淵三郎氏(81)が口説き落とし、昨年5月の臨時会員総会で兼務についての承認を受け、同年9月に副チェアマンに正式に就任した。島田氏は「昨年兼任をする際に、1年間で千葉ジェッツの後継を作りつつ、Bリーグの仕事に移行できればと考えていたが、簡単ではなかった。けじめをつけるべきだなと判断した」と説明。今後は2月に川淵氏からオファーを受けたという日本トップリーグ連携機構の役員に就任する見通しで、千葉の社長と兼任しながら、バスケットボールで培った経営手腕を他の競技団体にも生かしていくという。

 また、第1回Bリーグのライセンス判定の結果も明らかとなり、現在B1に所属する18チームの中ではアルバルク東京、三遠ネオフェニックス、西宮ストークスは、アリーナ建設に関する進捗(しんちょく)状況を確認中のため、B1クラブライセンスの交付は4月の理事会の承認を得た後に先送りとなった。B1クラブライセンスも変更となり、来年度からB1のチームはU15ユースクラブの保有を義務とすることを決定。加えてB1のクラブの運営会社は株式会社を必須とし、取締役会の設置を義務化された。