往年の名アスリートが講師を務め、一流の技術と経験を伝える「VICTORYスポーツ教室」(主催=日刊スポーツ新聞社ほか、協賛=トンボ)が15日、山梨県北杜市の北杜高校で開催され、女子バレーボール元日本代表の大林素子さん(50)が講演会を行った。

 大林さんは「マイドリーム」と題して全校生徒、教職員ら約450人に講演。自己紹介のあと、いきなり舞台から下りて生徒たちと背比べ。そして「デカい、じゃなくて大きいでしょ」と笑いを誘い、場を和ませた。講演ではアイドル歌手に憧れていた幼少時、背の高いことを理由にいじめられて悔し涙を流したことや、中学生時代のバレー部監督が人生の転換点になったことを、多くのエピソードを交えながら披露。「どんな夢でも実現の可能性はある…諦めず、人より少し努力しよう」。そして「つらいこと、努力することを先延ばししない! 明日じゃなくて今日やることが大事」と結んだ。