F1開幕戦オーストラリアGP予選が3月24日に行われ、メルセデスAMGのルイス・ハミルトン(33)が5年連続となるポールポジションを獲得した。

 土曜のメルボルンは朝から雨模様だったがF1の走行が始まる直前に雨が上がり、予選はドライコンディションで行なわれた。Q2まではフェラーリとレッドブルもメルセデスAMGに対して僅差の争いを演じてみせたが、Q3に入りメルセデスAMGが“パーティモード”と呼ばれる予選仕様のスペシャルモードでパワーをひねり出すとその差は拡大。ハミルトンは0.664秒の大差でポール獲得を決めた。

 「とても素晴らしいアタックラップを決めることができたし、すごく満足しているよ。僕は常にパーフェクトを目指して戦っているけど、今日はその境地にかなり近付けたと思う。まだまだやるべきことはあるけど、悪くないね!」(ハミルトン)

 2位にはフェラーリのキミ・ライコネン、3位は最終アタックで僅かにミスを犯したセバスチャン・フェッテル、その後ろにレッドブル勢が続き、Q3最初のアタックで攻めすぎて縁石をはみ出しコントロールを失って27Gの衝撃を受ける大クラッシュを喫したメルセデスAMGのバルテリ・ボッタスはノータイムで10位に終わった。ギアボックスの交換を強いられ、さらに5グリッド降格が科される予定。

 トロロッソ・ホンダ勢は若手ドライバー2人がそれぞれ最後のアタックでミスを犯し、ターン1でブレーキングが早すぎたというブレンドン・ハートリーは16位、ターン3でタイヤをロックさせてコースオフしたピエール・ガスリーは20位に終わった。(米家峰起通信員)