スーパーラグビー(SR)の日本チームで開幕7連敗中のサンウルブズは16日、都内でニュージーランド遠征前の最終練習を行った。

 攻守の連携を中心に確認し、クラブハウス前にはビデオを設置して戦術理解を高めた。同遠征では21日に昨季王者のクルセイダーズ、27日に一昨季覇者のハリケーンズと対戦する。ジョセフHCは2試合を「究極のチャレンジ」と表現し、「選手たちは(連敗が続き)がっかりもしているが、チャレンジ出来るという気持ちで活気づいてもいる。ターンオーバーなどのミスを減らして、相手にプレッシャーを与えたい。思いっ切りやるだけ」と話した。

 ハイランダーズでSR優勝経験のあるSH田中史朗(33=パナソニック)は「スポーツは結果が全て。負けるのは悪いことだが、チームの雰囲気や練習は良い。確実に昨年よりもレベルアップしているし、改めて、SRで1勝することの難しさを実感している。(こういう時だからこそ)1人1人が『自信』を持つことが必要だと思う。僕も(プレーだけでなく)プラスアルファで何か貢献出来れば」と、前向きに打開策を模索していた。