スポーツクライミングの日本代表が、20年東京オリンピック(五輪)で行われる3種目複合の過密スケジュール対策の第1歩を踏み出した。

 24日、ボルダリングW杯開幕戦で優勝した野中生萌(20=TEAM au)らが羽田空港に帰国。モスクワで行われた第2戦ではボルダリングの決勝前にスピードにも出場した。東京五輪の決勝は1日に3種目全て行われることから安井ヘッドコーチも「早く経験しておいた方が良い」と背中を押し、「間の時間が短い中で欠場も考えたけれど、東京五輪では必ずやるし」と決意。野中は「スピードも楽しかったので積極的に出たい」と意欲を示した。