日本バスケットボール協会は27日、都内で3人制バスケットボール「3×3」のアジア杯(29日開幕、中国・深セン)日本代表を発表し、女子では04年アテネ五輪に5人制日本代表として出場した経験も持つ立川真紗美(37)をはじめ、石川麻衣(33)、名木洋子(35)、前田有香(33)が選出された。

 男子は2月末でBリーグ栃木ブレックスを退団し3×3に専念した落合知也(30=Team Tokyo)をはじめ、野呂竜比人(29)、小松昌弘(34)、鈴木慶太(36=ともにTeam Tokyo、RBC東京)に決定した。

 昨年に引き続き代表に選ばれた立川は「2点シュートが得意な選手が多いチームなので、良いチャンスを作ってゲームメークしていきたい」と意気込む。女子はアジアランキング5位に位置し「目指すは優勝」と力強く言った。

 14年にWリーグ富士通を腰のけがで現役引退し、以降はバスケットボールスクールのコーチを務める傍らで3×3の競技に打ち込んできた。「年齢のこともあって何年先もバスケットができるかは分からない。明日バスケットボールができることをモチベーションに頑張っていく」と頼もしいベテランが日本代表を引っ張る。