日本代表(乾、中牧、福村、吉田、丸茂、安永、塚本、京極)が、92・2000点を出して優勝した。

<小谷実可子の目>

 新しいチームは、伸びしろがたくさんあるのでこれからが楽しみです。大きな選手が集まり、全体的なまとまりはある。ただ存在感や大きさは演技に自信がついて迫力が出て、初めてついてくるもの。その意味では、大きさをアピールするレベルに達していません。まだまだスタート地点といえるでしょう。

 代表選考会がなくなり、井村HCが「この子だ」と思う大柄な選手を集めた。井村HCもこの選手たちをベースにしてものにしたいと考えていると思います。

 新チームが、東京オリンピック(五輪)に間に合うか。それは選手次第です。「向かうのは東京五輪だ」という意識を強く持って欲しい。今年は「経験」と言えるが、来年の世界選手権は勝ちにいかないといけません。選手は、今大会をきっかけにして、ねじを巻いてほしいです。(88年ソウル五輪ソロ、デュエット銅メダル)