女子決勝で日本は、中国に1-3で敗れ、3大会連続で銀メダルにとどまった。47年ぶりの金メダルへ、ここまで無敗の快進撃を続けてきたが、またしても中国の高い壁に阻まれ、4連覇を許した。今大会の主将を任され、重圧の中、チームを鼓舞してきた石川は「決勝に残れたことはうれしいが、負けたのは悔しい。次はリベンジできるように頑張ります」と出直しを誓った。

 勝てなかったが収穫もあった。1番手の伊藤は劉詩ブン(雨カンムリに文の旧字体)を相手に速い攻撃を展開。第1ゲームを先取するとフルセットの大接戦に持ち込み3-2でものにした。2番手の平野も丁寧に0-3だったとはいえ、何度もチャンスを作る場面があった。前回大会も準決勝で敗れ、12年ロンドン五輪、14年仁川アジア大会でも2位に甘んじてきたが、実力差が埋まっていることは確か。伊藤は「自信になった」と手応えを口にした。

 中国以外の国の中では、頭1つ抜けていることも世界にアピールした。20年東京五輪での金メダルに向けて、打倒、中国に集中していく。